58歳からのiDeCoについて

 私の勤めている会社では2010年から企業型DCをやっています。これまでは、企業型DCに加入をしているとiDeCoには加入できなかったのですが、2022年の10月以降加入できるようになりました。このことを知ったのは58歳手前でした。60歳で定年退職するとなると約2年しか拠出できないことになります。拠出できる期間が短いのは大した利益が得られないと同時に、確実に取られる手数料は小さくありません。しかし最大のメリットとしては税金控除にあります。私の場合、最大拠出金額20,000円/月をおこなうと、所得税と住民税が併せて年間約48,000円の税金が安くなる計算となります。手数料損を考慮してもやってみる価値ありと判断しました。さらに、早期退職した場合に、企業型DCをiDeCoに移管できることもあり、その対策も兼ねて申し込みました。

 そこで運用商品ですが、税金控除が最大の目的ですので定期預金で十分かなと考えました。しかしそれでは手数料分は取り返すことはできませんし、せっかくなら利益を狙いにいかないと面白くありません。ということで、日本株式インデックスファンドを10%、先進国株式インデックスファンド90%にしてみました。年間240,000円の投資ですし、毎月積立ならば、相場が下がってもそれほど大きなマイナスにならないと判断しました。

 ちなみに2023年3月から開始して5ヶ月分拠出の7月25日時点で、評価損益は+9,853円、手数料分を差っ引くと+6,235円となっています。しばらくはこれで様子を見ます。