60歳での定年退職を目指して

 今年も残り僅かになりました。初投稿のご挨拶で、60歳で定年退職する方針であると記事にしました。それを目標としたいきさつと54歳から今までどのようなことを考えてきたかをぼやいていきたいと思います。このことが皆様の参考になればうれしく思います。

 京セラの創業者である稲盛和夫さんの京セラフィロソフィーに「楽観的に構想し、悲観的に計画し、楽観的に実行する」というのがあります。これは経営において新製品開発や新技術開発における心構えを説いたものです。しかし、これはセカンドライフの心構えにも通ずるのではと考えました。これは当ブログのテーマである、「素晴らしいセカンドライフを送るために試行錯誤する」の原点となっています。

①楽観的に構想→(済)

 まずは60歳で会社を定年退職して再雇用はしないという構想を立ててみました。

②悲観的に計画する→(ほぼ済)

 60歳で定年退職して年金受給まで5年間あるとなると、一番の不安はやはりお金です。そこで我が家の資産の見える化をおこないました。夫婦あわせて金融資産はいくらあるのか、生活費は月にどれくらいかかっているかを確認しました。さらに我が家の貸借対照表(バランスシート)を作成しました。60歳定年まで働いたとしてもらえる退職金の確認から、子供たちの残りの教育費の見積や、将来相続する可能性のある遺産の見積りなどをおこないました。年数をかけて何度も見直し精度を上げていく過程で、お金の面の問題点がおぼろげに見えてきました。何となくですが、年金支給まで月15万円程前後(税込み)の収入があれば何とかやっていけるんじゃないかということです。

③楽観的に実行する→(これから)

 お金の面が概ね見えてきたことで、後は楽観的に実行するのみです。そこでやりたいことリストの作成にとりかかっています。最低でも30個は書き出そうと考えています。現在決定しているのは12個で、思いついたら追加や削除を繰り返しています。まずは若いころに好きでやっていて、忙しくなる中で辞めてしまったことを中心に書き始めました。既に再開していることもあります。当面の目標は30個をひねり出すことです。

また、シニアで月15万円前後(税込み)の仕事があるのかも年明けから調査していく予定です。

 

 まずは目標の60歳での定年退職後のフルリタイヤは厳しそうです。別のシニア向けの仕事をするとしても30年以上同じ会社で働いてきたので、急激な生活環境の変化に耐えられるかどうかの不安もよぎります。

 会社からは、再雇用の打診を受けております。そこで選択肢のひとつとして、可能であればフルタイムではなく、週3日勤務にするなどして、お金の面の不安要素を取り除きつつ、体と心をセカンドライフに徐々に慣らしていくのもありかなとも思い始めています。60歳の誕生日までまだまだ試行錯誤は続きます。